今回の全国大会投稿の時期は博論のことで精一杯で余裕がなく，発表はしなかった。
いろいろな方の発表を聞くだけで，自分の発表前の緊張感や終わった後の安堵感がなく，少し物足りない感じがした。前回も感じたが，自分のメインの学会と考えているJSETに，研究委員会委員としての貢献はしたものの，研究的な貢献が十分できていないので，博論が終わった今をスタートとして，また精進していこうと思う。
堀田先生からは，1日目，2日目とも「学位取っておいて良かったな」と言われた。1人1台の情報端末の整備・普及が進み，活用とネクストGIGAに向けた準備のフェイズに入った今，この環境での実践研究は広く，深くなってきている。学位を取っておいて良かったというのは，これからだとそれらの研究を引用しつつも，差別化を図っていく必要が出てくるからである。本当にギリギリのタイミングだったと思い，堀田先生のご指導とゼミの皆さんのご協力に感謝するばかりだった。
また，今日のシンポジウムは自分にとって大変刺激的な内容だった。来年度も鹿児島県垂水市のGIGAスクールアドバイザーを引き受けることになり，これまで提案してきた市全体での研修が実現するとともに，継続的に指導に入っている学校の研究公開が控えている。都城市の学校CIO研修での登壇を依頼されているが，宮崎での現場に関わりも出てくるかもしれない。話題になったことを自分なりに咀嚼して，現場に貢献していきたいと思う。
加えて，お世話になっている方々には，博論を書き上げ，この3月で修了することを報告しました。皆さんから労いやお祝いの言葉をいただきましたが，特に，小柳先生，森本先生，福本先生が喜んでくださって，有難かった。
